面接を知る ~集団面接って何をみてるんだろうな?~

さて、今回からはより実用的なテクニックを確認していこうじゃないか。いい加減、面接に臨む心構えばっかりじゃさすがに厳しいだろうしな。

 

じゃ、まず今回は多くの企業がやってる集団面接について見ていこう

 

集団面接って何のためにやってるのか?

 

まず、この部分だ。集団面接をやる理由はただひとつ。最低限度のレベルを備えていない応募者を落とすためだ。

 

この段階では面接を担当する人はESの内容をそこまで詳しくは見ていない。まぁそりゃそうだ。まだこの段階では何百人から何千人いることだって珍しくないからだ。

 

ざっと目を通して矛盾や明らかにおかしな点がないかを調べていく。1人のESを読むスピードなんてものはよくて30秒、速けりゃ10秒程度でサクサクと見ていく。

 

その上で集団面接を行って実際に志望動機や自己PRの内容を中心とした大雑把な質問を展開していく。んで、的確に回答できるかどうかを確認されていくわけだ。

 

んじゃ、まずさっき書いた「最低限度のレベル」。これは、集団面接を受けたことがある人なら見たことがあるかもしれない。面接を受けている時に、こんな態度の人。いなかっただろうか?

 

  1. ボソボソして暗いなぁ~ってイメージの人
  2. 緊張してるのはわかるが、早口すぎて何言ってるかわからん。
  3. 話を聞いてても支離滅裂過ぎて、結局何が言いたいのかよ~わからん。
  4. そもそもスーツやスカート、シワだらけでヤバくないか?

 

はっきり言おう。これらどれかあてはまった時点で、ほぼ100%OUTだ。同じ受験者の視点でこんな感じの印象を持たれた人は、面接官からはもっと厳しい評価をつけられていると思ったほうがいい。じゃ、簡単にどんな点が悪いのか見てみようか。

 

①はしゃべり方の問題になる。自分に自信がない人で、相手とコミュニケーションを取る経験が少ない人がこうなりがちだ。フランクすぎてもまずいが、相手の目を見てゆっくり話すことによってだいぶ印象がよくなる。

 

②は上の逆でコミュニケーションに優れた人でも陥りがちなミスだ。自分のことをより知ってもらおうと思って早口になったり、突っ込まれて回答に厳しいところを早口でごまかす時によくこうなる。

 

どっちも相手(面接担当)にとって、話の内容を把握しにくくしてしまう。明確に回答できないことはまずいのだ。この点は、事前にきちんと準備をしておく必要がある。

 

③は原則として準備不足なイメージを与えてしまう。まぁ就活中には数十社単位で受けるので、中には大して興味もない企業を受ける時もあるだろう。そういう時にこうなる可能性がある。

 

話し方は落ち着いていて、問題のないように聞こえる。ただし、内容が伴っていないのがこのパターンだ。まわりくどすぎて結局何が言いたいんだ?っていうことになってるのだ。

 

④は問題外なのだが、多くの学生や転職希望者がやりがちなミスだ。スーツやスカートは長く使っていれば汚れやシワが目立つようになる。男は特に靴も見られる。「足元を見られる」っていう表現があるように、靴が磨かれていなければその時点でやっぱりOUTだ。

 

この4つの中で改善することによって速攻で効果があるのはどれか?と考えると④だ。なぜか?見た目が改善できるからだ。クリーニングで簡単に改善できるしな。見た目が与える影響が大きいことは、前回も述べた通りだ。

 

どれか1つでもあてはまってたら、すぐに直すといい結果が出る。むしろ、志望動機や自己PRの内容を煮詰めるのは、まずこの4つができるようになってからでいい。それぐらい、この4つは大事なんだ。

 

今日のまとめ

 

集団面接をやる理由は、最低限度のレベルに達していない応募者を選考から除外するためだ。志望動機や自己PRの準備に目が行きがちだが、スーツやスカートといった見た目の部分をキレイにすることで、結果はだいぶ変わってくるだろう。