ニュースから考える就職活動と転職活動 ~ロジカルシンキングの○○方を使え!~

このページは最近世間をにぎわせているニュースから就職活動と転職活動の今後について考えてみるページだ。直接的なテクニックはないので、あくまでも雑学や持つべきスタンスのひとつとして読んでもらえると幸いだ。

 

さて3回目の今回のネタは、ロジカルシンキングだ。就職活動や転職活動で直接尋ねられるわけではないのだが、この考え方を知っているとだいぶ結果が変わってくる。

 

例えば学生の場合で考えてみよう。

 

大学生活もおよそ3年目になってくると、多くの学生が就職活動に勤しむようになる。まだまだ、現代は新卒一括採用の方向性が消えないために特定の時期に活動に取り組む事ができなければ、良い就職先を見つけることができないという面がある。

 

今回は、こうした就職活動とロジカルシンキングにどのような関係性があるのかを見ていこう。

 

採用担当者から見たよい学生とは

 

就職活動において内定を得るためには、採用担当者からの印象と評価が良いことが最も大切なポイントになる。その良い評価をもらうためには、エントリーシートや面接などの場面で自分をわかりやすくアピールする必要性がある。

 

採用担当者からすれば、応募してくる学生の数は多いためにさまざまな方法で選別していることになる。

 

このため、応募者である学生はこれらの関門を突破する必要があるがそのために必要な考え方が、ロジカルシンキングで培ったこの方法だ。

 

書類選考ではCRF方を使うといい

 

初めに多くの企業では、採用の第1ステップとしてエントリーシートによる書類選考がある。これに加えて、SPIなどの適性及び学力試験が課される場合もある

 

試験は勉強をして点数を取ることが主眼ですが、エントリーシートには絶対的な正解がない。応募者の経験した人生の内容によって、その記述内容は大きく異なるためだ。このあたりは、履歴書の作成方法のあたりを見てみると詳しくわかるだろう。

 

ここで役にたつ方法がCRF法と呼ばれる方法だ。これは、結論を先に述べその結論を補強する理由を記載し、さらにその裏付けを述べる方法である。

 

この方法が極めて有効であることには理由がある。なんだろうか。

 

それは、企業の採用担当者はその企業で働いているビジネスマンであるためだ。仕事に取り組んでいく過程で、何度も提案や会議などを繰り返した経験があるためにわかりやすい内容を求めるためだ。

 

冗長な書き方をするよりも、結論を先に述べてなぜなら~だからです、という内容を述べてそれらを補強する自分の人生上で経験した内容を裏付けとして述べる、という一連の流れを作成することがよい履歴書を作成する近道である。

 

面接で役にたつ方法も基本は同じ

 

では書類選考に通過して、面接にたどり着いた場合はどうだろうか。基本的には、こっちもほぼ同じだ。

 

書類作成に比べて、面接の場合にはある程度臨機応変に答えなければならないという点もあるために、難易度は上がる。即応性が求められるという点は、苦手な人には苦手な部分でもあることは間違いない。

 

しかしやることは基本的に同じだ。

 

例としてなぜ当社を志望したのですが、といった質問が挙げられるが、これに回答する場合まず私が御社を希望したのは~だからです、という結論を述べ、次に御社の○○という事業に興味を持ち、といった流れで理由を補強する。

 

このような意味では、ロジカルシンキングの力量が大きく試される選考がこの面接であるとも言えるだろうな。

 

~ロジカルシンキングの考え方を知っているか?~のまとめ

 

ロジカルシンキングの考え方を知っていることによって、問題を解決する能力が飛躍的に上がる。それは、そのまま履歴書の作成や面接の対応に表れるのだ。仕事をする以上、ある程度はユーモアも求められるが、基本的には論理力が物を言うことが多い。