ブラック企業で死にかけた俺の自己紹介 ~その3~

さて、昨日の続き話をしよう。某飲食店から無事に退職することができて、その後に俺が取った行動は・・・・

3ヶ月間ニートだった。

いやホントの話よ。転職活動とかしなかったのかよ!?と突っ込む方がほとんどだろうが、まったくやらなかったのさ。なんていうか「働きたくないでござる・・・・・」←そうまさにこの状況だったのさ。

確かにこの某飲食店で働いている時は残業だらけで残業代は支給され、その上で使う時間がなかったのでカネはあった。3ヶ月ノンビリして遊ぶぐらいのカネはあった。だから働かなかったっていう面もあるな。

まぁ一種の防衛本能だったのかもしれないっていう点はある。そりゃほぼ半年まともな休みはほとんどなく、2連休なんて1度か2度あったかなぁ~という程度。その上で、夏休みが3日あった程度だ。

その夏休みに入る直前もひどかった。

深夜のシフトの人がバックレたおかげで、その日も8時から22時の勤務をこなした後に入っていた。そして深夜中働いて、また次の朝8時から15時のラストのシフトに臨んだ。業界用語で言うところの「1回転」である。

15時になって正にそろそろ終わろうかというタイミングで、その地区のDM(課長に相当し、自分の直属の上司の上司にあたる)から電話がかかってきて、特定のお店の人員が足りないのでヘルプをお願いしたい、ときた。

その時ばかりは、これから夏季休暇で今も1回転したばっかりなんで勘弁して下さい、で逃れることができたが、運がよかっただけなんだろうなぁ~。

んで、長々話したが結局9月の末日まできちんと勤務して、それで新卒としてのキャリアは終わった。辞めることを宣言してからも普通どおりに10時間勤務をこなして、何の挨拶もなくバイトが仕事から上がる時のように去ったのだ。

しかし新卒として半年で辞めちまったっていう事実だけは残ってしまった。つまり第2新卒扱いでいけることはいけるんだが、なんとなく親の勧めで教員免許を取って教員になるって方向に傾いた。

まぁ、俺が生活できればどんな職業でも、って感じの態度を示していたからだろうけどな。実際、カネさえ手に入ってそれなりの厳しさの職業であれば何だってよかった、という感覚だった。

まぁこの何だってよかった、っていう感覚が新卒でブラック企業に就職してしまった最大の理由だってことはこの時に初めて分かった面もある。まぁ、だからといってすぐに自分自身を劇的に変えることなんぞできなかった訳ではあるが・・・

ただし上述の教員免許を取るにはカネが必要だった。通信教育でも取れることはわかってたし、安いカネで済むがそれでも10万単位のカネがいる。そのため、アルバイトでも何でもいいので、カネを得る手段が必要だった。そこで、12月末にこのあと3年、結婚する直前まで続けるバイトに出会う。

それが郵便局員だった。

次回:まさかの○○で配達!