ブラック企業で死にかけた俺の自己紹介 ~その2~

さて前回の続きなわけだが明確な弊害が出た、と述べたところまでだったな。簡単さ、ココロがおかしくなり始めてきたんだ。大雑把だが、書くとこんな感じだ。

 

    • 仕事終わりにネカフェ戻る階段の途中でワケも分からず号泣
    • 連続3日間とれた夏季休暇で「夢の国」を1人で闊歩、やっぱり泣く

まぁこの時期の俺には彼女なんてものはいなかったし、悩みを打ち明けられるようなダチもいなかった。

 

だから、なんかこう意味もなく迷って迷って・・・・・・・・って感じだったんだよな。

 

もちろんカラダのほうも厳しいと言えば厳しかった。20時間継続勤務なんて大丈夫だったと確かに述べたが、それでも疲れないのか、と言われればさすがに厳しかった。

 

まぁ頭脳労働じゃなくて肉体労働の正社員なんだから当たり前と言えば当たり前ではあったのだが。

 

人数的にも最低限で回しているお店がほとんどだった。そのためある時はこんなこともあった。

 

18時から来る予定だった採用直後のオヤジバイトが来なかった。サボりだったらしい。

 

んで運悪くその日は近隣でお祭りがあり、普段だったら1人で回せないこともないけど明らかにお客さんの数が多くなってきた。

 

夜9時10時には、近隣のお店はウチしかやってなかったので、みるみる増えてしまった。だが、俺は1人。どう頑張っても無理なことはわかってたが、それでも捌くために必死だった。

 

その時に勢い余って、熱湯に右手を突っ込んでしまった。

 

うどんを扱ってるので、溶かすための熱湯と冷やすための冷水が隣り合わせに設置されているんだが、これを咄嗟の判断で間違えたんだな。

 

かなりの火傷で肌が赤くではなく白くなってきた。痛みもある。だが、自分以外に人がいないので店をあけるわけにもいかなかった。

 

お客さんのどなり声は聞こえるが、どうにもならない。なるわけもない。

 

んで時間がたって11時になって勤務終了の時間にはなったけど、その時点でお店はぐちゃぐちゃで後任もアルバイト。

 

こんな状況で放り出していかないで下さいよ~、となってしまう。仕方なく痛みに耐えながら1時間頑張って、それで12時ぐらいに結局救急車で近くの病院に搬送された・・・

 

と、まぁこんな具合に人数が慢性的に足りていないこと、そして正社員であることから定時になってもそのまま上がるわけにはいかなかった。これが厳しかったのだ。

 

だが、ココロに比べればまだマシだった。若いからってのもあったけどな。若くなかったら絶対無理だ。今だったら多分3日ともたねぇ(笑)

 

そんなんだもんで、新卒として入社した某企業ではあったが半年で辞めた。

 

そりゃぁ綺麗にね。辞めた後は実家に帰ってひたすら寝た。その日は16時間くらい?朝8時に帰ってきて、起きたの夜の12時だった。

 

これが、新卒としてテキトーな就職活動してきた俺の報いだった。

 

まぁ不自然ではないよな。そうでもないかもだが。3年時の2月や3月からようやく就活やりはじめました、なんてヤツがまともなところに行けるはずもない、と今なら思えるのだけどね。

 

だが俺はブラック企業に殺される前に生還できた。この点だけはほっとしている。

 

手を調理場のお湯に突っ込んだりして救急車で運ばれたりはしたが、とりあえず生きては帰ってこれたのさ。

 

まぁでも少しはノンビリできたけど、このままずるずるとするわけにもいかない。カネだって無限にあるわけじゃないしな。そこで、俺が取った行動は・・・・・・・・

 

次回:3ヶ月間まさかでもないけど、○○だった!